投球 上級

xFIPとは?本塁打の「運」まで除いた、FIPのさらに先にある投手評価指標

Q. xFIPとは?

xFIPはFIPの本塁打を「フライボール数 × リーグ平均本塁打/フライ率」に置き換えた指標です。被本塁打数には球場・風・運などの影響があるため、xFIPはその変動を除いた「より純粋な」投球能力を測ります。長期的にはFIPよりxFIPの方が次シーズンの成績予測精度が高い傾向があります。

FIPはERAよりも優れた投手評価指標だ。ではFIPのさらに先に行くとどうなるか。それがxFIPだ。

FIPの弱点:本塁打にも「運」がある

フライボールが本塁打になるかどうかは、球場の広さ・風向き・気温に左右される。HR/FB率(フライが本塁打になる率)は長期的にはリーグ平均(約10〜11%)に収束することが分かっている。

xFIPの計算

FIPの「本塁打」を「フライボール数 × リーグ平均HR/FB率」に置き換える。これにより「もし本塁打率がリーグ平均だったら」というシナリオでの防御率が算出できる。

どちらを使うべきか

状況推奨
現在の成績評価FIP
翌シーズンの成績予測xFIP
球場影響を除いた比較xFIP

xFIPはFIPより予測精度が高い一方、フライを抑える技術がある投手には過大評価になることもある。FIP・xFIP・SIERAを組み合わせて使うのが、投手評価の正しいアプローチだ。