「大谷翔平と2000年代のボンズを比較したい」と思ったとき、生の打撃成績では時代が違いすぎて公平に比較できない。wRC+はその問題を解決する。リーグ平均を100と定義し、球場の影響(パークファクター)も補正した上で、純粋な打撃力を数値化する指標だ。
wRC+の読み方
wRC+が100なら「そのシーズンのリーグ平均と同じ打撃力」。150なら「平均の1.5倍の得点を生み出した」。
| wRC+ | 評価 |
|---|---|
| 80未満 | 著しく平均以下 |
| 80〜99 | 平均以下 |
| 100 | リーグ平均 |
| 110〜129 | 上位打者 |
| 130〜149 | オールスター級 |
| 150〜169 | MVP候補 |
| 170以上 | 歴史的シーズン |
2023年、大谷翔平のwRC+は196。これは平均の約2倍の得点創出力を意味する。
なぜ球場補正が必要か
コアーズフィールド(コロラド)は標高1600mの薄い空気でボールが飛びやすく、ペトコパーク(サンディエゴ)は打球が出にくい投手有利な球場だ。同じ打率.290でも、球場によって価値が変わる。wRC+はパークファクター(球場補正値)を組み込むことで、「どの球場でプレーしても公平に評価できる」仕組みになっている。