打撃 基礎

打球初速(Exit Velocity)とは?Statcastが変えた「当たりの良し悪し」の評価基準

Q. Exit Velocityとは?

Exit Velocity(打球初速)とはバットにボールが当たった瞬間の打球速度で、単位はmph(マイル毎時)です。MLB平均は約87〜88mphで、95mph以上の打球を「Hard Hit」と分類します。打球初速が高い打者はBABIPが安定しやすく、長打を生みやすい傾向があります。

「あのホームランはたまたま当たっただけか、本物のパワーか」——Statcastが2015年から明確な答えを出し始めた。打球初速(Exit Velocity)だ。バットとボールが接触した瞬間に、ボールが離れる速度(mph)をトラッキングシステムが計測する。

Hard Hit Rate(強打球率)

Exit Velocityの応用指標として、**95mph以上の打球の割合(Hard Hit Rate)**がよく使われる。

Hard Hit Rate評価
30〜40%MLB平均
45%以上強打者
50%以上エリートレベル

2024年、ジャッジの平均Exit Velocityは 96.4mph、Hard Hit Rateは **52%**超え。これが彼の本塁打量産の裏側にある「再現性あるパワー」の証明だ。

Exit Velocityが高い打者は、同じ「フィールドへの打球」でも野手のグラブを越えやすい。そのため構造的にBABIPが高くなりやすく、「BABIP高 = 運が良い」という単純な判断をする前にExit Velocityを確認することが重要だ。