走塁評価といえば「盗塁数」が真っ先に浮かぶが、盗塁は走塁の一部にすぎない。打球に反応して二塁を三塁まで狙う判断、シングルヒットで一塁から三塁を陥れるアグレッシブな走塁——これらは盗塁数には一切カウントされない。BsRはそうした走塁全体を数値化する指標だ。
BsRに含まれる要素
- UBR(Ultimate Base Running): 盗塁以外の進塁
- wSB(盗塁貢献値): 盗塁成功のプラスと失敗のマイナスを重み付けした評価
BsRが重要なのは、WARの計算式に組み込まれているからだ。
BsRの目安
| BsR | 評価 |
|---|---|
| +8以上 | 走塁が傑出した選手 |
| +4〜+7 | 走塁が優れている |
| −3〜+3 | 平均 |
| −8以下 | 走塁が著しく劣る |
スプリントスピードが高い選手はBsRも高い傾向があるが、走塁判断(どのタイミングで走るかの決断)も大きく影響する。足が速くても無謀な走塁でアウトになれば、BsRはマイナスになる。走塁は「目に見えない貢献」の典型だ。